シャークベイとは西オーストラリア州で一番最初に登録された世界自然遺産で、13ヶ所もの保護区域がありどれも自然に満ち溢れた区域になっています。
13の保護区域の中でも特に人気で魅力いっぱいのシェルビーチを紹介していきます!
そして世界最古の生命体であるストロマトライトも紹介していきます!
シャークベイへのアクセス
シェルビーチは西オーストラリア州の都市であるパースから約830km北に位置しています。
シェルビーチまでの行き方は
- パースから車
- パースからのバス
- シャークベイ空港まで飛行機→バス
- で訪れることができます。
パースから車、バスだと約9時間かけて移動することになります。バスなら心配しなくてもいいですが、自分でレンタカーなどを借りてくる際は未舗装の道も多いので4WDの車で訪れることをおすすめします。
飛行機の場合は約2時間半かけシャークベイ空港へ、そこからは車での移動になります。
近くにあるモンキーマイアから車で約1時間になります。
砂浜じゃない!?貝殻だけでできたビーチの魅力!
遠くからでは分からないのですが、近寄ってみると砂浜の砂が全て貝殻でできている世界に2ヶ所しかないとても珍しいシェルビーチです!
貝殻でできたビーチの長さはなんと110km以上にわたります!1cm前後の貝殻が約4000年かけ堆積され高温と波の影響から海水の塩分濃度が濃くなっても生き残り、風によって海岸に運ばれてきました。
強風が砂を飛ばして堆積された貝殻は石灰岩になっていましたが、繰り返し雨水にさらされているうちに炭酸カルシウムが溶かされて結晶となり沈殿しました。
とても長い歴史を経て、この綺麗で壮大な景色を作り出した貝殻の深さは10mにも及ぶとされています。
ビーチで遊ぶ観光客のみんなは裸足で貝殻の上を歩いていますが刺さったりはしないので大丈夫です
砂浜と比べると少し痛いですが僕は走ったりもしていました!
世界最古の生命体ストロマトライト
シャークベイの13の自然保護区の1つであるハメリン・プール海洋自然保護区には35億年前にすでに地球上に生息していたといわれているストロマトライトがみられます。
シェルビーチから車で約30分ほど走ると到着するハメリンベイの桟橋からストロマトライトを間近に見ることができます。
ストロマトライトとはシアノバクテリアという繊維状の微生物の間に海水中の石灰砂や細かい沈殿物が入り込み堆積して成長したものです。
現存するストロマトライトは世界中でも西オーストラリアだけで、ハメリン・プールほどの広範囲に存在する地域は他にありません。
それもシャークベイの海底の形が隆起していて、干満による海水の入れ替えが行われずに水温が上昇し水の蒸発を招いて塩分濃度が普通の海水の2倍以上になっているので、天敵である貝やゴカイが生息できないことが要因です。
近くで見ても全く動くことがないのですが、今も1年に0.3mmという非常にゆっくりとした速度で成長しているので現存する最古の生物として考えられています。
ストロマトライトをもっと知るには
ハメリンベイ桟橋の手前のハメリンプールキャンプグランドの中にある「ハメリンプールテレグラフステーション」に行けばストロマトライトに関する詳しい情報が得られます。
こじんまりした建物ですが、ストロマトライトの歴史やつくりなどが分かる博物館になっています。
訪れた際には是非行ってみることをおすすめします!
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